以下は、
日本推命学研究会会長の安田靖先生(故人)が、
命理学講座「命理干星秘論」高木乗講述と題して、
会報で発表した内容である。
●年上の敗財
日本推命学研究会会長の安田靖先生(故人)が、
命理学講座「命理干星秘論」高木乗講述と題して、
会報で発表した内容である。
●年上の敗財
敗財が年上にあるものは、
比肩、劫財と大体同じ現象とみて良い。
年上敗財となるものは、
その両親が生活力が弱いか、
又は親と早く生死別する。
親が中年にして生活力を失い、
自分が親を養い面倒を
みなければならないことが多い。
次の命式の人は、
生まれた時には
その父親が未だ独立していないで、
なお親がかりの状態であった。
(年柱胎の意味がそこに現れている。)
比肩、劫財と大体同じ現象とみて良い。
年上敗財となるものは、
その両親が生活力が弱いか、
又は親と早く生死別する。
親が中年にして生活力を失い、
自分が親を養い面倒を
みなければならないことが多い。
次の命式の人は、
生まれた時には
その父親が未だ独立していないで、
なお親がかりの状態であった。
(年柱胎の意味がそこに現れている。)
つまり、一家の実権が
この人の祖父にあったわけである。
この人の祖父にあったわけである。
あたかも、この人の場合には
その父親も早く死別し、
後に義父に育てられた。
このように年上の比肩、劫財、敗財などで
地支が休囚する人の中には、
親自身が若くて生活力に乏しく、
或いは貧困の中に
生まれたケースは非常に多い。
その父親も早く死別し、
後に義父に育てられた。
このように年上の比肩、劫財、敗財などで
地支が休囚する人の中には、
親自身が若くて生活力に乏しく、
或いは貧困の中に
生まれたケースは非常に多い。
年:乙酉・敗財・ 胎
月:戊寅・偏財・建禄
日:甲午・ ・ 死
時:癸酉・印綬・ 胎
月戊と時癸で火化傷官
月寅と日午で火局食神
▼私 半田こよみ の解説
月戊と時癸は干合して火気を生じる。
この火気は丙か丁のどちらかである。
それは日干の陽陰で決まるということである。
日干が陽ならば、
干合して新たにできる気は陰気になり、
日干が陰ならば、
干合してできる気は陽気になる。
この人の日干は甲、
甲は陽のため、
戊と癸の干合でできる火気は丁になる。
つまり傷官が現れたことになる。
この火気は丙か丁のどちらかである。
それは日干の陽陰で決まるということである。
日干が陽ならば、
干合して新たにできる気は陰気になり、
日干が陰ならば、
干合してできる気は陽気になる。
この人の日干は甲、
甲は陽のため、
戊と癸の干合でできる火気は丁になる。
つまり傷官が現れたことになる。
三局の場合は、
三局を構成する旺支(子・卯・午・酉)の
陽陰によって決まる。
旺支が陽ならば、
局して新たにできる気は陽気になり、
旺支が陰ならば、
局して新たにできる気が陰気になる。
寅と午の火局は午が陽のため、
火局してできる新たな火気も陽になる。
つまり丙が現れたことになる。
この人の日干である甲から丙をみると、
食神が現れることになる。
三局を構成する旺支(子・卯・午・酉)の
陽陰によって決まる。
旺支が陽ならば、
局して新たにできる気は陽気になり、
旺支が陰ならば、
局して新たにできる気が陰気になる。
寅と午の火局は午が陽のため、
火局してできる新たな火気も陽になる。
つまり丙が現れたことになる。
この人の日干である甲から丙をみると、
食神が現れることになる。
ちなみに、
三局する組合せは、
旺支が陽ならば、
その他の十二支も陽で、
旺支が陰ならば、
その他の十二支も陰である。
三局する組合せは、
旺支が陽ならば、
その他の十二支も陽で、
旺支が陰ならば、
その他の十二支も陰である。