独学四柱推命占い 中級編

生まれ日に秘められた才能や性格、適職や対人関係、恋愛や家庭生活、運命や運勢をなどを判断できる、東洋の智恵である四柱推命を解く。

四柱推命は人が生まれた瞬間、つまり肺呼吸が始まった時に、天の気と地の気を吸収して人の気が動き始めると説くため、生まれた年・月・日・時刻を基準にして占っている。そして運命の星を60通りの干支から求めるため、103万6800通りの運命になり、これが運命学の中で最も難解でもっとも的中率が高いと言われるゆえんである。

正財

偏財と正財の違い

第4節 偏財と正財の違い

 1、偏財の流動する財に対して、
   正財は固定した財である。
 
 2、偏財は他人の財に対して
   正財は自分に財である。
   偏財はお金を借りて投資するに対して、
   正財は自分の貯金を使って投資する。
   正財はけちになりやすかったり、
   慎重という意味があるので、
   投資はしないように見えるがそうではない。
   正財を持っている人の投資は、
   株ならば優良株に投資するという事である。
   またけちでも、必要なものに対しては
   無理のない程度でお金を使うと言うことである。
 
 3、正財は形にこだわり、
   偏財は形にこだわらない。
 
 4、正財の形があるものに対して
   偏財は形がないもの。
 
 5、愛される正財に対して、
   愛するまたは世話をする偏財。
 
 6、偏財は営業に向き、
   正財は製造業に向く。

正財 流年

3、行運が正財の場合
 
 ①精神面
  精神的に安定した時期である。
  慶事が起きやすく、今までの苦労が
  金銭や財物によって恵まれるという意味がある。
  また、過去を整理したり物事を
  まとめたい気持ちが高まる。
  様々な事を計算しながら過ごす事が多くなる。

 ②健康面
  基本的に健康は良好である。
  ただ偏財と正財の財星は消化器系統を意味している
  ので胃腸を壊しやすいという暗示がある。

 ③人間関係
  人間関係は大きなトラブルはなく
  スムーズに運ぶ。
  男女とも恋愛の時期で良き伴侶を
  得られる時期である。
  また財は子宝という意味もあり、
  子供ができにくかった夫婦は
  この時期に懐妊しやすい。
  正財は母を意味する印綬を尅するところから、
  正財の死、墓、絶の時期には
  母親の病気などに要注意である。

 ④社会性
  固定資産に財を寝かす時期のため、
  企業では材料を多く仕入れるとか
  製品在庫を増やすとか、
  個人では不動産や耐久消費財を
  購入する時期である。
  こつこつ確実に仕事に励む事が
  賞賛され認められる時期でもある。

 ⑤金運
  上々である。
  堅実に確実な収入を得られる。
  また不動産などの固定資産を
  増やすには良い時期である。
  ただ、財星を壊す星が他に出ていて、
  冠帯などがついていると詐欺に
  引っかかる事もある。

正財 四柱の意味

2、四柱での意味
 
 ①年柱の正財
  品のよい家柄の出身者が多い。
  年上の財星は祖父母または父母の財を意味するが、
  四柱が良くない場合には
  その財を受け継ぐ事ができない。
  たとえ受け継いだとしても 
  自分の代でなくしてしまう傾向にある。
  四柱が良い条件は日干が旺相している事と、
  財星を生じてくれる食傷のある事である。

 ②月柱の正財
  生真面目で堅い生き方をする。
  サラリーマンや銀行員が多く、
  第一印象も生真面目そうで
  信用されやすい人が多い。
  ただ本当に信用されるかどうかは
  四柱五行如何による。
  男性の場合は男としての迫力に
  欠ける傾向にあるが品が良い。
  情が堅く融通が利かない。
  月上正財の男性は主体の立場に立つより
  受動的立場に立とうとするので、
  トップよりナンバーツーの位置に立つ方が
  この人の特性が生きる。
  トップになってしまった場合には、
  決断や決裁が遅れトップとしての力量に
  欠ける傾向がある。
  女性には良い星で良妻となりよく夫を支える。
  ただ宿命的に扶養の義務があり、
  夫や舅姑に仕えないといけない立場に立ちやすい。
  月上に正財があって他柱に重ねて財星を見ると
  多財身弱の傾向となり財が却って流れやすくなる。
  年上と時上に官星と印星があって
  財官印三宝の命となると、
  この財がよく働いて良命となる。
  または食傷と並んでも、
  理財の才が出てくる。
  但し傷官と並ぶといい意味でも悪い意味でも
  損得に対して敏感となる。
  正財が休囚している場合はけちな面が出てくる。

 ③時柱の正財
  晩年は安定する。
  しかし帝旺羊刃がついていたり、
  休囚している場合には不安定な要素が残る。
  また四柱や五行に比肩星が固まっている場合にも
  注意が必要になる。
  その場合財の出入りが激しくなり、
  財産が長く留まることが出来なくなるからである。
  他柱に食傷星が出るか、
  または五行の食傷の所に三つ位星が
  ある場合にはこの正財は
  よく働いてくれるようになる。

正財 星の意味2

1、正財の性情
 
 ①概要
  給与所得など固定的な財を意味する。
  また資産家であれば、
  比較的安全な国債などの債権を中心に
  資産運用する事になる。
  消極的で融通性に乏しい。
  人間的には少し気が小さく、
  小市民的でこぢんまりしている。
  男性の場合は男性として物足らなさを感じる。
 
 ②性格
  保守的、保身性が強い、根気がある、
  用意周到、男性は抜け目がない、打算的、
  嫉妬心は強い。
 
 ③計算的
  駆け引き上手、やりくり上手(特に女性)、
  蓄財心旺盛、安全確率の高いものを狙う。
 
 ④吉凶作用
  平和で安定した運勢。
  男性は妻の力によって財をつくり安定する。
  四柱の正財に沐浴や
  衰、病、死、墓、絶がある場合は、
  不渡り手形をつかまされたり、
  金銭問題、事業のトラブルなどに
  巻き込まれる恐れがある。
  また慢性の病気を患う事もある。
  大運や流年に財星や比肩星が出る時には
  注意しなければならない。
 
 ⑤職業
  サラリーマン、公務員、総務、経理、事務、
  銀行・金融関係、商工業、金銭を扱う職業、
  又は堅実な職業。
  製造業。
  偏財より正財の方が代は続きやすい。

正財 星の意味

第3節 正財

 正財は日干比肩から尅され、
日干とは陰陽を異にする天干星(変通星)である。

この星を一言で言えば固定の財である。
また資産、金融、商工業、慎重、収穫、計算、
良縁、信用、正妻などを意味している。

●吉凶の割合
 男命→吉面:60~70%位  凶面:30~40%位
 女命→吉面:95%位    凶面: 5%位
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自己紹介
運命研究家
名 前:菊田こよみ
連絡先:koyomi.kikuta@gmail.com
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