5、四柱での意味
 
 ①年柱の傷官
  傷官は年上を嫌うという原則があり、
  身に傷が入り安い傷官となる。
  特に年上の傷官が旺相している場合には
  その傾向が強くなる。
  地支が休囚している場合には
  (五行に太過していなければ)心配はいらない。
  傷官に帝旺羊刃が付く場合や旺相した年上の傷官が
  官星と並ぶ場合には要注意である。
  また、年上の傷官は父子相尅の傷官と言われ、
  父親との意見や感情の対立が起きやすくなる。
  その場合に中和してくれる印綬があれば、
  良き母の助けによって相尅から救われる。
  それから先祖に殺傷や刑傷刑罰の暗示がある。
 
 ②月柱の傷官
  見た目よりも傷つきやすく感受性が
  非常に強い方が多い。
  そして特別な才能で生きて行く人が多いようである。
  横柄でもないしこびる事もしない。
  女性がこの星を持っている場合は
  夫を大切にする必要がある。
  月上の傷官が一番良いのは財星と並ぶことである。
  財運は良好となり、中国では、身が旺ずれば
  金看板を掲げ大金持ちとなる、と言われた。

 ③時柱の傷官
  時柱は晩年運と子孫運を表すため
  時柱の傷官は良いとは言えない。
  短命であったり子孫運がない場合や
  子供との生死別も考えられる。
  時柱の傷官は旺相している事を嫌う。
  特に帝旺羊刃が付いた場合には、
  突然の事故や不慮の死を遂げたり、
  中には自殺したケースもある。
  特殊才能が出やすいという面はあるが、
  性格的には感受性が強いだけでなく、
  こだわりや偏屈さが出やすくなる。
  財星と印星はあればこの凶意は緩和される事ができる。